はじめに
年賀状を「もう少し丁寧に」「特別感のある形で」届けたいとき、封筒に入れて送る「封書年賀」という方法があります。
写真やカード、便箋を同封できるうえ、封筒の色や紙質で印象を整えられるのが魅力です。
一方で、切手代(郵便料金)や「年賀」の朱書き、投函のタイミングなどはがきとは違うルールもあるため「これで合ってるかな…」と迷いやすいポイントもありますよね。
この記事では「年賀状 封筒」で悩む方に向けて、封書年賀の基本から封筒選び、料金の考え方、宛名の書き方、投函時期までをまとめて解説します。
年末の準備を安心して進めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
そもそも「封書年賀」とは?はがき年賀状との違い

封書年賀とは、年賀状を封筒に入れて送る年始の挨拶の形です。
はがきと比べて情報量や表現の幅が広く、気持ちを丁寧に伝えたい相手に選ばれています。近年はSNSやメールでの挨拶が増える一方で、「形として残る挨拶を大切にしたい」という理由から、あえて封書年賀を選ぶ方も増えています。
封書年賀が選ばれる理由(デザイン性・同封物・特別感)
封書年賀が選ばれる理由のひとつは伝えられる内容の幅が広いこと。はがきだと一言になりがちな挨拶も便箋を添えれば近況や感謝の気持ちを丁寧に書けます。
写真やカードを同封すれば、受け取った側も「わざわざ用意してくれたんだな」と温度感を感じやすいのが封書ならでは。
また、封筒の色・紙質・デザインで雰囲気を整えられるため、個人の年賀状はもちろん、ビジネスでも「失礼のない、きちんとした挨拶」として活用されます。
企業では会社ロゴ入り封筒に年賀状を同封して送るケースもあり、ブランドの印象づくりにもつながります。
- 便箋・カード・写真などを同封できる
- 封筒の紙質や色で“品の良さ”や季節感を演出できる
- ビジネスではフォーマルな年始挨拶として使いやすい
一般の年賀はがきとの料金・サイズの違い
年賀はがきは基本的に一律料金で送れますが、封書年賀は封筒のサイズ・厚さ・重さによって郵便料金が変わります。封筒に入れる分、同封物の内容によっては料金が上がりやすいため、投函前に「総重量」を意識しておきましょう。
また、封書年賀ははがきよりサイズの自由度があり、長形封筒や洋形封筒など、送る印象に合わせたものを選ぶことができます。
ただ、サイズや厚さが大きくなると扱い(料金区分)が変わるため、「年賀として元日に届かせたい」場合は、早めの準備と事前確認がポイントになります。
封筒で送る年賀状のメリット・デメリット

封書年賀は「特別感」を演出できる一方、準備が増えるのも事実です。
ここでは良い点・気をつけたい点を整理していきます。
メリット(便箋やカードを入れられる・自由なデザイン)
封筒で送る年賀状の最大のメリットは、はがきよりも表現の自由度が高いことです。
便箋を添えて長文の挨拶を書いたり、写真入りカードやショップカードを同封したりと相手や用途に合わせたものを作ることができます。年始の挨拶は毎年似た内容になりやすいからこそ、少しの工夫で印象が変わるのが封書年賀の良さです。
封筒自体も白・クリームで上品にまとめたり、クラフト紙で温かみを出したり、赤系でおめでたい雰囲気にしたりと選択肢が広がります。さらに名入れ印刷やロゴ印刷を入れるとビジネスでは信頼感、個人ではオリジナリティが出しやすくなります。
- 便箋やカード、写真などを同封できる
- 封筒デザインで季節感・上品さを演出できる
- 名入れ・ロゴ印刷で“きちんと感”を出しやすい
デメリット(切手代・宛名書きの手間)
デメリットとしては切手代が上がる可能性があることと、準備の手間が増えることです。
封筒にすると総重量が増え、内容物によって郵便料金が変わります。送る相手が多い場合は費用が読みづらくなるため、事前に「どんな内容で何を入れて送るか」を決めておくと良いでしょう。
また、封筒の場合は宛名や差出人情報の記入、封入・封かんなど作業工程が増えます。
特に複数通をまとめて作るときは封入物の取り違いが起きないように一度に作業しすぎない工夫も必要です。少し手間はかかりますが、その分、仕上がったときの満足感は大きいですよ!
封筒年賀状の選び方(サイズ・カラー・デザイン)

封書年賀をきれいに仕上げるには封筒選びが大切です。
内容物のサイズに合うか、印象が崩れないか、投函時に困らないかを押さえて選びましょう。
おすすめサイズ(長形・洋形)
封筒年賀状に適したサイズは入れるカードや便箋の大きさに合わせて選ぶのが基本です。
和風の雰囲気を出したいなら長形封筒が扱いやすく、手紙らしい丁寧さが出ます。写真入りカードや厚みのある年賀カードを入れるなら、ゆとりのある洋形封筒のほうが収まりやすい場合があります。
ここで大切なのは「入るかどうか」だけでなく、封入後に厚みや重さが増えて料金区分が変わらないかを確認すること。封筒を選んだら、同じ構成で1通試作し、総重量のイメージを掴んでおくと失敗しにくくなります。
- 長形:きちんと感・手紙感を出しやすい
- 洋形:カードが入れやすく、華やかさも演出しやすい
- 迷ったら「試しに1通作って重さも確認」が安心
封筒サイズについて詳しくは下記ページをご覧ください。
年賀状に合うカラー・紙質のポイント
年賀らしい印象を出すなら白・クリームなどの清潔感ある色がベースになります。
そこに赤系や金系のアクセントを加えると、おめでたい雰囲気を作りやすいです。紙質は上品な上質紙、温かみのあるクラフト紙などが定番ですが、相手との関係性に合わせて選ぶのもおすすめ!
例えば目上の方やビジネス相手なら落ち着いた色味と紙質で「丁寧さ」を優先し、親しい相手なら季節感のある色や少し遊び心のあるデザインを取り入れても良いでしょう。
封筒だけで雰囲気が決まるので、文章に自信がない方ほど「素材と色」の力を借りるのもおすすめです。
ビジネス向けと個人向けの封筒の違い
ビジネス向けの場合は白・クリーム・淡いクラフトなど落ち着いた色で、装飾を控えめにしたデザインがおすすめです。会社ロゴや差出人を印刷する場合も、見やすさと上品さを優先すると信頼感につながります。
一方、個人向けはカラーや柄の選択肢が広く、写真カードに合わせて封筒を選ぶなど統一感を楽しめます。送る相手が多い場合でも、色や紙質を揃えるだけで「きちんと感」が出るので無理に凝りすぎず、全体のまとまりを意識すると仕上がりが良くなります。
封書年賀に必要な切手代と料金のルール

封書年賀は年賀はがきと違って「重さ」で料金が変わるため、ルールを一度整理しておきましょう。
特に写真や便箋を入れる場合は、投函前にチェックしておくと料金不足などのトラブルを防げます。
お年玉付き切手は使える?
封書年賀でもお年玉付きの切手を使って送ること自体は可能です。
封筒の雰囲気に合わせて切手を選べるため、季節感も演出しやすいでしょう。
ここで注意したいのは封書年賀は総重量によって料金が変わるため、使用する切手だけで足りるかどうかを事前にチェックすること。迷う場合は、投函前に一度重さを確認しておきましょう。
年賀の料金で送れる条件
封書年賀として扱ってもらうには封筒表面に「年賀」を赤字で明記することが必要です。
また、投函時期も重要で日本郵便が案内する年賀郵便の受付期間(例年12月15日〜25日)内に差し出すことで年賀としての取り扱いになりやすくなります。
年末は郵便の取り扱いが増えるため、ギリギリよりも早めに準備して投函できると安心です。「元旦に届けたい」場合ほど、締切より余裕を持ったスケジュールをおすすめします。
重さ別の料金一覧(便箋・カード同封時)
封書年賀の料金は、封筒と中身を合わせた総重量で決まります。
特に写真カードや厚めの二つ折りカードは重くなりやすく、便箋をたくさん入れると50g以上になってしまうこともあります。
まずは「だいたいこの枚数で送る」ということを決め、1通だけ試作して重さの目安を掴むのが安全です。
■ 重さ別 郵便料金表(封書年賀の目安)
- 50g以内:110円(例:例:年賀カード+便箋1枚程度/二つ折りカード/写真厚紙カード/便箋2〜3枚程度)
- 50g超:定形外扱いとなり料金が上がる可能性あり(構成により大きく変動)
※あくまで「目安」なので不安な方は郵便局の窓口で確認するのがおすすめです。
封筒の料金不足について詳しくは下記の記事をご覧ください。
封書年賀の書き方・宛名面のマナー

封書年賀は、宛名面の書き方が整っているほど「丁寧な印象」になります。
特にビジネス相手に送る場合は朱書きの位置や縦横の統一が大事です。
「年賀」の朱書きはどこに書く?
「年賀」の朱書きは封筒表面の見やすい位置に赤字で記載するのが基本です。
一般的には、宛名面の右下寄り、または宛名の近くで目立ちすぎない位置に入れることが多いです。
赤ペンで記入しても赤いスタンプでも問題ありません。印刷して入れる場合も、読み取りやすい位置であれば差し支えありません。
大切なのは郵便側が年賀郵便として識別しやすいこと。小さすぎたり、装飾で埋もれてしまうと見えにくいので、丁寧に記載しましょう。
縦書き・横書きのルール
封書年賀は縦書き・横書きどちらでも構いませんが、宛名・住所・「年賀」表記の向きは統一するのがマナーです。縦書きなら「年賀」も縦向き、横書きなら横向きに揃えると見た目が整い、読み取りミスも起きにくくなります。
ビジネス相手には縦書きがより正式に見える傾向がありますが、個人宛なら相手の雰囲気に合わせて選んでも問題ありません。
「統一されているか」を基準にすると迷いにくいです。
メッセージ文の例文(ビジネス・友人・家族)
封書年賀は情報量が増える分、文章のトーンを相手に合わせると気持ちが伝わりやすくなります。
ビジネスは丁寧に、友人は近況を交えて、家族は温かい言葉でまとめるのが良いでしょう。どれも長く書きすぎず、読みやすい長さに整えると印象が良くなります。
【ビジネス向け(礼儀正しく・簡潔)】
平素より大変お世話になっております。
旧年中のご厚情に心より御礼申し上げます。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
貴社のさらなるご発展をお祈りいたします。
【友人向け(やわらかく・カジュアル)】
あけましておめでとう!
昨年はたくさんありがとう。
今年もまた会えるのを楽しみにしています。
体に気をつけて、良い一年にしようね。
【家族向け(温かく・親しみを込めて)】
あけましておめでとう。
いつも気にかけてくれてありがとう。
みんなが健康で笑顔の一年になりますように。
今年もよろしくお願いします。
投函のタイミングと配達日数

封書年賀を元旦に届けたい場合、投函のタイミングがとても重要です。
年末は郵便が混み合うため、ギリギリの投函はリスクが上がります。
できれば「作り終えたら早めに出す」を意識すると安心です。
いつまでに投函すれば元旦に届く?
元旦に届けたい場合は日本郵便が案内する年賀郵便の受付期間(例年12月15日〜25日)内に投函するのが基本です。
封書でも同様に、早めの投函ほど安心感が高まります。どうしても間に合うか不安な場合は、投函ではなく郵便局窓口に持ち込み、確認するのが確実です。
年賀扱いにならないケース
封書年賀でも条件を満たさないと通常郵便として扱われる可能性があります。
代表例は次の通りです。
- 「年賀」の朱書きがない
- 年賀郵便の受付期間外に投函した
- 料金不足・サイズや厚みが想定以上になっていた
また、定形外扱いになった場合も送付自体は可能ですが、元旦配達の確実性が下がることがあります。元旦に届けたい場合はサイズ・重さ・朱書きを事前に整えておきましょう。
封書年賀に同封できるもの・できないもの

封書年賀は自由度が高い反面、郵便物として同封できないものもあります。
特に厚み・重さが増えるものは料金や取り扱いに影響しやすいので注意が必要です。
写真・カード・手紙・ノベルティはOK?
写真、メッセージカード、便箋などの紙類は、封書年賀で同封できます!
はがきより情報量が増える分、近況や感謝を丁寧に書けるのが封書の魅力。また、小さめのショップカードなども厚みと重さが規定内であれば同封できます。
ただし、同封物が増えるほど厚み・重さが増えやすくなります。送る前に「総重量」「厚み」「封筒がきれいに閉じるか」を確認するようにしましょう。
NG例(厚みオーバー・金券類など)
封書年賀で避けなければならないのが現金や金券類です。
これらは年賀状に限らず、郵便として取り扱いに注意が必要なものなので、絶対に同封しないでください。また、厚みが増えすぎると定形外扱いとなり、料金が上がるだけでなく元旦配達の確実性が下がることもあります。
「ちょっとしたギフトを入れたい」と考える場合でも、厚みが出るもの・壊れやすいもの・汚れやすいものは控え、紙製で薄いものに留めておきましょう。
大切なのは確実にきれいな状態で相手に届くこと。迷ったら同封しない判断も、丁寧さの一部です。
オリジナル封筒で年賀状を作成する方法

封書年賀は封筒のデザインが整うほど「特別感」が増します。
個人なら世界観を作りやすく、企業ならブランドの印象を丁寧に届ける手段にもなります。
名入れ印刷・カラー印刷のポイント
封筒に差出人名やロゴを印刷すると、宛名面が整い、受け取る側も安心して開封しやすくなります。
さらにカラー印刷を取り入れる場合は色数を増やしすぎず、年賀の雰囲気に合うトーンにまとめると上品に仕上がります。年賀状自体のデザインと封筒の印象が揃うと全体の完成度が一段上がりますよ。
注文する際の注意点(画像データ・文字サイズ)
オリジナル封筒を注文する際は印刷データの解像度や文字サイズ、色の濃淡を事前に確認することが大切です。
特にベタ塗りが多いデザインは、紙質によって見え方が変わることもあるため、仕上がりに不安がある場合は相談できる体制があると安心できます。
- 文字は小さすぎない(読みやすさ優先)
- ロゴは解像度の高いデータを用意
- 色味は「紙×インク」で見え方が変わる前提で調整
オリジナル封筒なら東京封筒にお任せ
封書年賀を「特別な一通」として仕上げたい場合、封筒のサイズ・紙質・印刷まで一緒に整えると完成度が上がります。
東京封筒ではサイズ変更や印刷、用途に合わせた提案など、封筒専門の視点で相談できるため「こうしたいけどどれを選べばいいか分からない」というときにも進めやすいのが特徴です。
封書年賀のよくある質問(FAQ)

最後に、封書年賀でよくある疑問をまとめます。初めて封筒で年賀状を送る方は、ここだけでも確認しておくと安心です。
封筒で送ると年賀扱いにならない?
封筒でも表面に「年賀」の朱書きを入れ、年賀郵便の受付期間(例年12月15日〜25日)内に投函すれば年賀として扱われる形になりやすいです。
確実に進めたい場合は、投函前に総重量と宛名面を確認してお来ましょう。
切手はどれを貼ればいい?
封書年賀は総重量によって料金が変わるため、50gまでなら110円切手など「重さに応じた切手」を使いましょう(目安は本文の料金表参照)。
写真カードや便箋を増やすと50gを超えることがあるため、1通試作して重さを確認しておくのがおすすめです。
ポスト投函と窓口持ち込みどちらが良い?
通常はポスト投函でも問題ありませんが、重さや料金に不安がある場合や「元旦に確実に届けたい」場合は窓口持ち込みで確認するのがおすすめです。
まとめ|封筒年賀で特別な新年の挨拶を届けよう
封筒で送る年賀状(封書年賀)は、はがきよりも自由度が高く、気持ちやこだわりを丁寧に届けられる方法。便箋や写真、カードを同封でき、封筒の色や紙質で印象も整えられます。
一方で、総重量によって郵便料金が変わることや「年賀」の朱書き、投函時期など、守るべきポイントもあります。
「少し手間はかかるけれど、その分しっかり気持ちが伝わる」──封書年賀は、そんな新年の挨拶にぴったりです。オリジナル封筒で世界観を整えたい方や、企業の年始挨拶をきちんと届けたい方は東京封筒のような封筒専門店に相談しながら準備を進めるのもおすすめです。



